リサイクル券とは
リサイクル券とは、リサイクル料金が預託された場合に証明する券で、A券・B券・C券・D券の4種類に構成されています。
それぞれを詳しく説明するとリサイクル券であるA券は「預託証明書」、B券は「使用済自動車引取証明書」、C券は「資金管理料金受領書」、D券は「料金通知書兼発行者控」となっています。
発行者は新車ディーラーや運輸支局内または近傍に団体および整備事業者などで、それらはすべて資金管理法人の委託を受けたリサイクル券発行者となっています。特徴としましてはリサイクル券が使用できるのは券に車台番号が記載されている車のみで、ほかの車が利用することは不可能であったり車検のときに必要な書類と金券は換金できないということです。 また自動車のリサイクル券は新車登録する際にも必要となりますので、なくさないよう注意しましょう。
このほかにも家電リサイクル券などもあり、家電の場合自動車とは少々異なるシステムとなるようです。
リサイクル券 料金販売店回収方式と料金郵便局振込方式
ちなみに自動車の場合は、2005年1月からリサイクル法が施行されたので、それより前に車を購入された方は車検のときにお金を払って券を発行する必要があります。発行してもらったあとは紛失しないよう注意する必要がありますが、もし、紛失してしまった場合でも再発行してもらえるので安心してください。ただし、登録番号と車体番号が分かっていなければいけないので、再発行してもらう際にはそれらを伝え発行してもらうようにしましょう。
再発行の場合は発行のときのように料金がかかることもありませんし、販売店や整備工場に頼めば発行してもらえます。 いっぽう家電のほうですが、家電の場合は「料金販売店回収方式」と「料金郵便局振込方式」という2つの方式からなりたっています。
ただ、「料金販売店回収方式」を採用する取り扱い店はいったん家電製品協会「RKC」に入会する必要があるので、この方式を採用したいと考えている小売業者の方は一度、RKCに問い合わせてみてください。
RKC(家電製品協会・家電リサイクル券センター)
「料金郵便局振込方式」はその名のとおり郵便局にて備えつけられている券を使いリサイクル料金を払う方式のことです。
順序としましては排出者が支払ったリサイクル料が 財団法人家電製品協会に振り込まれ、製造業者などにその料金を支払うという形になります。その後、排出者は廃棄物を小売業者または自治体に引き渡します。
以上が家電におけるリサイクル法の2つのシステムです。
それぞれの詳細についてはRKC(家電製品協会・家電リサイクル券センター)のオフィシャルサイトにて記載されていますから、一度ご覧になってみてください。オフィシャルサイトでは先ほどの2つのシステムをはじめ家電リサイクル法についてや料金一覧、実施状況など掲載していますので、より詳しく知ることができるかと思います。